他社さんでActiveDirectoryの操作に管理者権限のアカウントしか存在せず、
クライアントPCと見分けもつかないデスクトップ画面だったため
ヘルプデスク(コールセンター)の新人さんが間違ってサーバにセキュリティソフトをインストールし、大騒ぎ。
本人も責任を感じて居づらく、辞めてしまった会社がありました。
管理者権限を運用者が駆使しすぎて、
1回の誤操作で沢山のサーバデータを壊した会社もIT企業であります。
このKBでは当社が心がけているものの中から、
簡単で効果が高いものを何個か紹介します。
1.サーバの壁紙をかえる(Windows)
上記の実例として書いたとおり、リモートデスクトップで操作する際に壁紙が特徴的であることが大切です。
実際にWindowsServer2019のデスクトップは以下のとおりで
Windows10の同じデザインの壁紙より実は明るさが違うのですが、見分けがつきにくいです。
そこで私達は
このように本番サーバはするよう心がけています。
これはテスト・検証用サーバなどであれば緑色にするなど
「本番とテストサーバの見分け」をつけるためにも大切です。
2.追加でタイトルバーやウィンドウの枠も
これでも間違うことはあって、例えば下図の場合。
これは以下の画面で
色を選んで「タイトルバーとウィンドウの境界線」にチェックをつけることで
既に上の画像でもウィンドウの枠(フチ)が赤くなっているのがわかりますが
下図のように
タイトルバーでもサーバでの操作とわかりやすくなります。
*壁紙画像を変える手法の問題
上記手順の中で壁紙を単色にするのではなく、
更にサーバ名やIPアドレス、ユーザ名などを記載した画像に差し替える方法もあります。
しかし、画像を作る手間だけでなくリモートデスクトップでは
デスクトップの背景を回線スピードに応じて取得しない場合があり、
壁紙画像を設定する場合でも手順2「Windowsの色」は赤などにしておくことを推奨します。