MACアドレス
・数字とA~Fまでの16通りを12桁。
見分けつきやすいように「:」か「-」で2桁ごとに区切る。
例「01:23:45:67:89:AB」
・PCやスマホを含め、ネットワークにつなぐ機械に割り振られている製造番号
無線(Wifi)と有線の2つ対応していればそれぞれにMACアドレスがある。
有線が2つ搭載されている場合は2つそれぞれにMACアドレスがある。
電源タップのようにLANケーブルを複数刺すことで隣同士を複数台をつなげるハブ・L2スイッチなどの名称がつくがある
*目で把握しにくいだけで無線で複数台をつなげるものもある
世界中となるとどこに相手のMACアドレスがあるか探すのは途方も無い話である。
隣同士の通信ではMACアドレスで通信しているが、
隣同士を超えたインターネットなどの規模で互いに通信先を特定するためにIPアドレスを用いる。
電話だと自分より少ない市外局番なら東へ(大阪は06で東京は03)
多い市外局番なら西へ(大阪は06で福岡は092)
郵便番号も同じように数字が小さいと東へ、
大きいと西へ(当社は532-0003、東京都庁は163-8001)
IPアドレスでも同じように、数字を割り振って宛先・送信元の地域を絞っている
IPアドレス
IPv4アドレスとIPv6アドレスと存在する。
まずはIPv4アドレスについて。
・0.0.0.0~255.255.255.255までの数字
・IPアドレスは電話番号同様接続先相手を特定するために必要で、
誰とも重複しないよう管理されている。
便宜上お隣同士の通信でもIPアドレスを使っているが、
お隣同士はMACアドレスを宛先に通信をし、
遠くに行くときはIPアドレスを指標に、隣同士で途中経路のMACアドレスに都度書き換え、
複数を経由して最終目的のMACアドレスへ通信する。
***************
IPv4アドレスは0.0.0.0~255.255.255.255の約43億個で、地球の人口は約81億人。
会社と自宅にPCがあって、スマホやゲーム機に最近ではエアコンや冷蔵庫もネットワークにつなげられるような時代に、
IPv4アドレスでは足りていない。
IPv4アドレスでは
・電話の子機、内線のように自分の家の中や社内で自由に使っていいIPアドレスの数字範囲もある。
管理されているグローバルIPアドレスと呼んでいるIPアドレスと対照で、
プライベートIPアドレスと呼ぶ10.0.0.0~10.255.255.255 と 172.16.0.0~172.31.255.255 と 192.168.0.0~192.168.255.255 がある。
*覚えにくいが業務で頻出するので覚える。
自宅内や会社の拠点内をハブ・L2スイッチなど用いて構成する、
お隣さん同士の通信環境・範囲をLANと呼び
対して外部・インターネットをWANと呼ぶ。
先のプライベートIPアドレスはWANと直接接点のないLAN内で使用するIPアドレスとして使われる。
*グローバルIPアドレスでLANを構築しているIPアドレスを潤沢に保有する企業や大学で例外あり
ドコモなどキャリア・インターネットサービスプロバイダー(ISP)と呼ばれる通信環境を提供する業者は、
スマホの契約や家のインターネット契約で
「一家(契約)に1グローバルIPアドレス」から
徐々に「一家(契約)に1プライベートIPアドレス=数契約あたり1グローバルIPアドレス」に変えることで
キャリア・ISP自体を1つの大きなLANのようにし、グローバルIPv4アドレスの枯渇問題に対応できるように進めている。
***************
いったん補足
MACアドレスの0~F
IPアドレスの0~255
の覚えにくさ。
コンピュータは0か1
(電気が通ったか通っていないか、
磁石のマイナスかプラスか、
凹凸の凹か凸か、など
データの記録手法は2種類しか通常なく、「0か1」の2種類)で表現することが多い。
この0か1の2種類で数字を表現する状態を「2進数」といい、
「2進数」の数字が並んだ「桁数」の単位を「ビット(bit)」と呼ぶ。
2進数を学校できっと習っていて、2桁だと00 01 10 11の4種類、3桁だと8種類。
4bit(2進数が4桁)=16種類(16通り)の表現ができるものを
人間にわかりやすく0123456789ABCDEFで表現。
16通り×12桁=約280兆通りがMACアドレス
枯渇問題まではまだ遠そう。
一部再利用していたり、IPアドレス同様プライベートMACアドレスと呼べるようなMACアドレスも存在する。
プライベートMACアドレスの使用例として、
喫茶店のフリーWi-Fiへ接続するごとに都度ランダムに変えて使用することで
MACアドレスの接続日時+来店履歴を紐づけられることによるストーカー行為を防止することに使われる。
頭8桁(例えば01:23:45)まではIEEEが管理しメーカに割り当てられているものなので、
管理しているIEEEのWebサイトで、どこのメーカに割り当てられている製造番号かがわかる。
https://standards.ieee.org/products-services/regauth/oui/index.html
8bit(2進数が8桁)=256種類(256通り)の表現ができるものを
人間にわかりやすく0~255で表現。
8bit×4オクテット(区切り)=約43億通りがIPv4アドレス
IPアドレスはICANN(アメリカの会社)が全体を、
各地域のNICと呼ばれる団体が各地域を管理している。
各地域ごとのNICが運用しているWhoisと呼ばれているサイトを使えば
どのキャリア・通信プロバイダに割り当てられているかわかるが、
全地域に対応している検索サイトが様々あるのでそちらを活用するとよい。
例えば以下とか。
https://dnslytics.com
*ただし情報が最新とは限らないので重要度に応じてwhoisを確認する
自分の使っているプライベートIPアドレスを確認するには
キーボードのWinキー(Windowsのロゴ)を押して、cmdと入れてEnterで出てきた黒い画面でipconfigと打ってEnter
自身の機器MACアドレスを確認するには
↑の手順でipconfigと打ったところをipconfig /allと「 /all」つければ表示される。
*Linuxの場合は「ip a」で表示される
自分がどのグローバルIPアドレスで外と通信しているか確認するには外部のサイトで「ここからのアクセスということになっているよ」と教えてくれるサイトいくつかある
https://myip.report
***************